BoBo袋

「不景気」なんて言いたくないのだけど、やっぱり世の中不景気なようで、かのGM事ｼﾞｪﾈﾗﾙ･ﾓｰﾀｰｽが経営不振から、事もあろうに日本のトヨタに資金援助を申し出ているそうです。
ＧＭと言えばアメリカの大巨人、キャディラック、ｼﾎﾞﾚｰ、ビュイック、ポンティアックの四大ブランドを抱え、現在では、サターン、ハマー、GMCもＧＭ傘下に収まっています。
そんなｱﾒﾘｶﾝ･ﾄﾞﾘｰﾑの象徴のような企業が経営不振で、しかも、アメリカさんにしてみれば「敗戦国」であろうはずの日本のトヨタに「金貸してくれ」なんて構図は、日本人にしてみれば痛快かもしれません。
ただ「豊かな国アメリカ」に憧れた僕のような人種にとって、これは泣ける話なのです。
アメリカの車って、やっぱり豪快さが魅力なのですヨ。
いえいえ、車だけでなく、アメリカと言う国から連想されるキーワードって、やっぱり「豪快」って言葉なのです。
ﾊｰﾚｰ･ﾀﾞﾋﾞｯﾄﾞｿﾝのＶ型２気筒ＯＨＶｴﾝｼﾞﾝのﾊﾞｲﾌﾞﾚｰｼｮﾝ。
ｺﾙﾄM1911A1ガバメントの45口径弾。
ｼﾎﾞﾚｰ･ｺﾙﾍﾞｯﾄのV8OHVｴﾝｼﾞﾝ。
皆すべて「豪快」であり、それがアメリカの象徴でした。
かつてのアメリカは、デブが裕福の象徴であるような事さえありました。
現代では「メタボ」なんて忌み嫌われる肥満ですら、アメリカは受け入れるおおらかさがあった訳です。
豊かで、おおらかで、豪快だった国アメリカ。
そんな僕が憧れていたアメリカは、もう消えてしまったのでしょうか。
このまま「ｱﾒﾘｶﾝ･ﾄﾞﾚｰﾑ」と言う言葉が死語になってしまったら寂しいネ。