BoBo袋

「優しい子だったですよ。犬が死んだときは悲しんでね…」
元厚生次官宅連続襲撃の容疑者の父親は、こう語ったそうです。
なんか、どこかで聞いたような台詞ですよネ。
「あの子は優しい子だった」とか「あの人は良い人だった」って台詞、凶悪殺人事件の犯人の知人友人が、犯人が「どんな人物か？」と記者に質問されると、必ずと言って良いほど聞く言葉です。
この元厚生次官宅連続襲撃の容疑者は、犯行前後ではｽｰﾊﾟｰｸﾚｰﾏｰだったそうで、御近所付き合いも悪かったそうです。
まぁ、ｸﾚｰﾏｰなんて人種なんてロクなヤツはいない、ひょっとしたら、その典型と思われかねない人物かもしれません。
ｸﾚｰﾏｰなんてヘンテコな連中の話はさておき、元厚生次官宅連続襲撃の容疑者にも動物を愛する心のあった次期が存在したのは、恐らく真実でしょう。
どんな悪党でも、詐欺師でも、一部の人には「良い人」とか「優しい」と思われていても、特に不思議ではない事です。
生まれつきの悪人なんていない、生まれつきの詐欺師なんていない。
悪人や詐欺師は、極々普通の人間が変貌して生まれる。
何が人を変えるのか？
それは心だ、と僕は思います。
どんなに悲惨な生活をしていても、どんなに苦しい清貧でも、心の強い人は悪人や詐欺師には変貌しません。
昨今、物騒な犯罪が増えていますよネ。
犯罪が起きるのは不景気が原因だ、なんて言っている間は、きっと犯罪は減らない。
世の中には格差があるのだから、一方が景気回復すれば、必ず逆の動きをする市場が生まれてくる。
犯罪を犯す言い訳を不景気のせいにしているのは、心が弱い証拠だよ。
チョット心を鍛えてみないか？