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妍を競う

ロシェット


「妍を競う」と言う言葉があります。
これは美しさを競い合う女性を表現した言葉で、どことなく艶やかな響きがあります。
ですが、実際に「妍を競う」こととは、かように壮絶で残酷な事なのだろうか、とバンクーバー・オリンピックのフィギュアスケート女子を観ていて、僕は思いました。
美しさとは、本来、比較できないモノです。
古今東西、ありとあらゆる芸術品の中で何がもっとも美しいモノか?
それは個人によって価値観が違うし、万人が認める「この世でもっとも美しいモノ」なんて、実は存在しないのです。
共に名画と誉れ高い「モナリザの微笑み」と「ヴェーナスの誕生」
この名画の2つのうち、どちらが美しいか?
それを決定できる人なんていません。
「妍を競う」とは、本当は不可能な事なのです。
それなのに、フィギュア・スケートでは美しさの点数を点け、誰が一番なのか?を競い合う訳です。
この事に、僕は矛盾を感じずにはいられませんでした。
もっとも、フィギュア・スケートとは、そんなスポーツなのだし、そうやって競い合う事でより高みを目指すのでしょう。
ただ、僕にはすべてのフィギュア・スケート女子選手に、金メダルをあげたい気持ちでいっぱいです。
圧倒的な表現力で、本当に金メダルを獲得したキム・ヨナ選手。
惜しくも金に届かなかった浅田真央選手。
より一層、女らしさに磨きをかけた安藤美姫選手。
摂食障害を克服し、銀盤に戻ってきた鈴木朋子選手。
最愛の母を亡くし、悲しみを抱えながらも健闘したジョアニー・ロシェット選手。
みんな僕の中では金メダルです。
麗しのフィギュア・スケート女子選手達よ、素敵な舞をありがとうございました。
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