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仮面ライダー鎧武・総評

20160424
もう放送が終了しちゃって随分時間が経過しちゃってるので、今更総評ってのもいかがなモノかいな?なんて自問自答しながらの更新であります。
仮面ライダー鎧武・・・・・。
まぁ、悪くは言いたくはないのですがねぇ~。
物語の後半になるにつれて盛り上がっていくストーリー展開は、なかなか見所がありました。
ヒロインの高司 舞を演じた志田 友美さん、可愛いかったですねぇ。
なにより、大好きな佃井 皆美さんが、湊 耀子 / 仮面ライダーマリカ役で15話から45話までレギュラーで出演されてくれたのは嬉しかったです。
終盤は感動的なシーンも多く、泣かせるシーンもあり、平成ライダー・シリーズの中ではもっともテーマ性がはっきりしていて、メッセージ性も強く、対極の思想を伝えて考えさせる内容でした。
が・・・・・、前作のウィザードの完成度が素晴らしく、次作ドライブが、これまた魅せる内容だったのに比べると、やはり見劣りすると言うのか、「人気の谷間」っぽい作品になってしまったのは否定できないトコロです。
正直に言えば、仮面ライダー・シリーズで群像劇をやってしまうのは、いかがなモノか?なんて思うのです。
群像劇をやるのならスーパー戦隊でやれば良い訳で、わざわざ沢山の仮面ライダーを登場させ、それぞれの人生観や生き様を物語の中で紡いでいくのには、30分の子供番組の枠組みでは限界があったのではないでしょうか。
これにクラック、ヘルヘイム、インベスと独自の世界観から登場する人物や、設定描写も複雑過ぎてわかりにくかった。
おまけにユグドラシルにオーバーロードと、戦う敵が次々に変わっていき、誰が敵なのか、味方なのか、急展開な物語も、見ていて混乱する一因だったと思います。
加えて、ライダーやインベスのデザインもちょっと頂けない。
この作品、スーツアクター&アクトレスのみなさんは大変だったのじゃなかろうか?
アクション・シーンで動きづらそうにしているのが、けっこうわかりましたネ。
それに、これは子供番組の限界と言うのか、残酷な描写にはかなりの制限を設けているが残念でしたねぇ。
本来、殺人シーンには「血しぶき」がなくてはならないモノですが、子供番組で「血しぶき」と言うには具合が悪い訳で、苦肉の策なのか、パイロット監督の田﨑 竜太さんの要望で流血描写の代替として果汁が飛び散る様が描写されています。
これがねぇ、どうもよろしくなかった訳です。
「血しぶき」は鮮やかな紅であってこそ「痛み」が視聴者に伝わる訳で「オレンジ色の血しぶき」は、もう美味しそうにしか見えない。
田﨑 竜太 監督の熱意には頭が下がりますが、やはり子供番組の限界と言うのは、超える事のできない一線なのでしょうか。
そうやって考えると、仮面ライダー鎧武は子供番組と言う枠組みを飛び出して、大人向けに1時間番組として30話前後の物語として製作したら、もっと面白くなったのではないか?と思います。
初回放送とか、時々30分拡大版とかを挟んだり、キカイダーとのコラボの時には2時間スペシャルなんてやるのも面白い。
佐野 岳さんをはじめ、この作品には、とても優秀な俳優さん、女優さんが出演され、制作スタッフや裏方さん達の努力が滲み出ています。
それだけに、仮面ライダー鎧武の評価には、やはりイマイチな答えしか出せないのが僕の本音で、それがとても残念なのです。
とは言え、仮面ライダーは現在でも放映中だし、これからも続いていくでしょう。
永遠のヒーロー達の物語を紡いでいく制作スタッフのみなさんには、今までと変わらぬ声援を、僕は送り続けます。
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