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実名報道

実名報道
寺沢有さん、増田美智子さんの著作『○●君を殺して何になる』と言う本が手に入ったので読んでいます。
この本では○●の部分に実名が書かれているのですが、僕のブログではあえて伏せました。
1999年に起きた山口県光市母子殺害事件のドキュメンタリーであるこの本は、実名が記載されているために、弁護団が出版差し止めの仮処分を申請しており、また一部書店では既に販売中止になっています。
内容は・・・まぁ、申し訳ないのですが期待外れ。
増田美智子さんと受刑者との拘置所での面会のやり取りが ほとんど全文書かれており、さらに幼少時代の受刑者の同級生など関係者を取材内容、彼の父親との電話でのやり取りや彼の幼いころの顔写真や通った中学校の写真まで載せられています。
なんじゃ、こりゃ?
まぁ、僕なんかは野次馬根性的に読んだので、ドラマチックな展開を期待していたのですが、なんともはや的外れでしたねぇ。
まぁ・・・ひとつの事件を扱った一冊の本とすると、それなりに評価されるべきかもしれません。
しかし「ダマされた!」なんて気分が抜けないのはなぜなのでしょう?
正直に言いますが、実名が記載されていなければ、僕はこの本を手にする事はなかったでしょう。
世間の皆さんから反感を買うやもしれませんが、僕は実名報道に賛成しています。
寺沢有さん、増田美智子さんは、本作品の中で「人間は記号ではない。を○●を匿名化することによって 人々は○●の人格についてモンスターのごとく限りなく妄想を膨らませる。○●の実名を公表することで、その実像に少しでも近づけたい」と実名報道の意義を語っています。
この意見には賛成ですヨ。
でも読後の感想を言えば、これが詭弁に聞こえるのです。
ジャーナリストの皆さんには厳しい事を言いますが、報道関係者は時と場合によっては、法を打ち破ってでも、自分の言論活動を貫かなければならない場合があります。
本来、マス・メディアは国家、警察、軍事に次ぐ4番目の権力であるはずなのです。
その意味では実名報道は有意義な事です。
ですが、内容がポリシーに共っていないと言うのは考え物ですヨ。
そこで思ったのが、この本って「お金儲け」のために感じるのです。
「出来の悪い本だが、実名を出せば売れるだろう」なんてあざとい考え。
だったら嫌だね。
現代は出版業界も経営が苦しいそうですが、こんなあざとい考え方が出てくるとしたら、チョット先行きの不安を感じなくもありません。
マス・メディアの皆さん、正義を報道してくれませんかね?
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