BoBo袋

「人類は天候を操れない」なんて事を書いたら、実は「気象制御」なんて技術が実際にあるそうでWikipediaにはちゃんと項目がありました。
もっとも「気象制御」とは文字通り、気象を制御することが目的であるのですから、ある程度は意図したとおりに天候をコントロールできなければ、成功とは言えない訳で、そう意味では、まだ人類は天候を操れないのは、まんざら嘘でもないかな？と思います。
地球の天候は、ありとあらゆる現象に関与しています。
平たく言えば、地球上で起こるすべての現象は、少なからず地球の気候に関係しているのです。
しかし、その中で実際に目に見えるような効果をもたらしている現象はほんの一握りです。
でも、一握りといっても数え切れないほど沢山ある訳で、二つ以上の現象がもたらす相乗効果も考えれば、その数は膨大になります。
つまり、天候を操ると言う事は、神の領域を侵すに他なりません。
天候を操る、と言えば、僕が真っ先に思い浮かべるのはX-MENのストーム。
ストームの本名はオロロ・マンロー。
X-MENの傑出したリーダーのひとりであり、あらゆる形態の気象現象の発生を支配し、高速飛行が可能なヒロインです。
ストームはあらゆる形態の天候を操作するサイオニック能力を持っています。
彼女は周囲の気温を変化させ、風を操作して身体を持ち上げ高速で飛行し、毒性の大気汚染物質を融合させて酸性雨や毒性の霧を作り出し、稲妻や他の電磁力による大気現象を発生させることができ、卓越した大気圧の操作をやってのけたこともありました。
ストームはパワーという点でジーン・グレイと比較される潜在的なオメガレベル・ミュータント（最高レベルの超能力者）として描かれていますが、超能力と言うより、もはや神の力ですネ。
実際にはストームのような人間は存在しないし、科学的にストームの能力を実現する事は不可能です。
気象制御なんて技術は、ひょっとしたら某国で開発されているやもしれませんが、それは兵器として流用されているらしい、なんて噂があるとか、ないとか？
地震兵器は、既に６０年前、日本に原爆投下を討議したとき、人工地震による津波攻撃が検討されたと言います。
人工地震は地下核実験と同じことで何の問題もなく引き起こせます。
地下の不安定なプレートに核爆弾を爆発させれば人工とは思えない自然に近い地震を起こすことが出来るとそうです。
1994年のロスアンジェルス大地震と、1995年の阪神淡路大震災は核爆弾によるモノだ、と言う噂もあります。
また、台風やハリケーンは電磁波を一定の海域に照射することによって海水温を高め引き起こすことが出来るそうです。
信じにくいことですが、それを誘導することもできるのだとか。
これら気象制御システムはアラスカにあるHAARPの電磁波装置が有名でしょう。
これは馬鹿でかいシステムなので、装置と言うより巨大な工業地帯というべきかもしれません。
もっともHAARPは初期のシステムで、こういった気象兵器はロシアの方が格段に優れていると言うことです。
例えばイラク戦争の直前にアメリカ軍が終結したサウジの砂漠に起きた猛烈な砂嵐はロシア軍の攻撃だったと言います。
プーチンはその手の内の全てを明かす前に止めたそうです。
以前、アメリカのニューオリンズを襲ったハリケーン、カトリーナも多くの疑惑があり、気象兵器の攻撃だった、と言う噂があります。
ハリケーン、カトリーナはその大きさが異常で、自然に発生したとは思えないのです。
また、その後の政府の対策も奇妙でした。
なにやらオカルトっぽい話になってきたなぁ。
気象兵器なんてモノが実在して、敵国に雨を降らしたりしても、相手が同じ気象兵器を持っていたりしたら、その雨を止ます事だってできるはずです。
これは細菌兵器と同じで、殺人ウイルスをバラまいてもワクチンがあったら無力な訳です。
兵器の世界は常にイタチごっこ。
同じ技術なら、人を殺す事よりも、人を生かす事に使うのが科学者の良心ではないでしょうか？
X-MENのヒロイン、ストームは自然界の力に大きく影響され、また自身も影響を与える事ができます。
彼女と自然界との絆は強く、ストームが感情を激発すると嵐が起こります
それを防止するため、ストームは強い感情を表すことを抑制しているのです。
自然に愛され、自然を愛する心優しい女性がストームなのです。
神に等しい力は、彼女ような心優しい人物が扱うのが相応しいのではないでしょうか。