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泣き虫チョッパー

tyopaa
先日放送されたONE PIECEの劇場版「ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜」を観ています。
尾田栄一郎先生のONE PIECEは大好きで、いずれ専門のコンテンツを作るつもりなのですが、まぁ・・・・・、他のコンテンツもろくに更新できていないので、はてさていつになったら手を付けるのやら・・・・。
愚痴はともかく、そんなONE PIECEの中で、僕が一番好きなキャラクターがトニートニー・チョッパーです。
もうルフィよりも、ナミよりも、ニコ・ロビンよりもチョッパーが好きですネ。
なんと言っても可愛らしい。
チョッパーは、ルフィをリーダーとする「麦わらの一味」の五人目の仲間です。
麦わらの一味の中では最年少、年齢的に幼い少年であるためか、性格は純粋で無邪気でチョッピリ甘えん坊。
甘えん坊な癖に人見知りで見知らぬ相手には警戒心が強く、すぐ物陰に隠れる癖があり、また人から褒められると照れ隠しで口が悪くなりますが、嬉しさを隠すことが出来ずに顔をデレデレに緩ませてしまうような、少々素直ではない部分も持っています。
通り名は「わたあめ大好きチョッパー」で、その通りのかなりの甘党。
麦わらの一味での役目は船医であり、医者としての知識ばかりでなく、元々は動物なのでよく鼻が利き、動物の言語を理解し、通訳を行うなど、見掛けによらずなかなか活躍している登場人物でもあります。
ルフィやサンジ、ゾロとは違って、基本的にはチョッパーは争いごとを好んでいませんが、実は戦闘力もかなりのモノ。
人間体型の時の腕力は相当なモノで、基本は力任せの戦闘を行いますが、チョッパーの真骨頂はランブルボールを駆使した七段変形。
悪魔の実の能力者は三段階にしか変形できませんが、チョッパーは自身の研究から編み出したランブルボールという特殊な薬を使うことで、悪魔の実の波長を狂わせることができ、三分間、七段変形が可能になっています。
また、チョッパーは可愛らしいだけでなく、誰よりも命の尊さを理解しており、傷付いた者は敵であっても分け隔てなく治療します。
また、命を軽視する者には、かなり露骨な嫌悪感を見せています。
もっとも、自分が医者であるにもかかわらず病人やケガ人を見るとパニックになって「医者ぁ~!」と叫び、しばらくすると「おれだぁ~!」なんてマヌケなトコロもあります。
まぁ、こ~ゆ~マヌケな部分や、素直になりきれない性格がチョッパーの可愛らしさなのですが・・・。
もっとも原作の尾田栄一郎先生は「客に媚び、甘ったれた『マスコットキャラ』という奴らが嫌い」なため、コミック版のチョッパーは本物のトナカイと同じく口元を隆起させていました。
ところがアニメで小泉昇さんの描くチョッパーと、声優の大谷育江さんの美声に感化され、絵を改めたそうです。
特に尾田栄一郎先生は、大谷育江さんの声に関しては「反則モノ」と言う評価までされています。
確かに大谷育江さんの声は可愛らしい。
ピカチュウの声として世界中に知られているのは伊達ではありません。
原作者に絵を改めさせるほど可愛らしいキャラクターに育ったチョッパー。
「ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜」は、そんな大好きなチョッパーが主人公です。
もっともTVアニメ版とはチョット相違点が多く、映画版にはネフェルタリ・ビビとカルーのコンビは登場せず、代わりにこの時点でバロック・ワークスの一員だったはずのニコ・ロビンが出てきます。
また麦わらの一味の愛船はゴーイング・メリー号ではなく、新しい船であるサウザンド・サニー号。
なんと映画映画初登場です。
また、TVアニメ版では一国の王女であるネフェルタリ・ビビが、重病のナミを救うために冬島の民の前で土下座する、と言う衝撃的なシーンがあったのですが、この役目はルフィに置き換えられています。
チョッパーは元々トナカイなのですが「ヒトヒトの実」を食べてしまい人獣に変型する能力と人の言葉を話す能力を授かりました。
ONE PIECEの登場人物のほとんどが悲しい過去を背負っていますが、チョッパーも同じく、トナカイとして生まれながら青い鼻で誕生したため、仲間であるはずのトナカイ達から疎外され、さらにヒトヒトの実を食べて人間トナカイとなってからも、人間からも化け物として疎まれ、迫害を受け続けてきました。
仲間を求めて彷徨い傷付いたチョッパーを助けたのはDr.ヒルルクです。
Dr.ヒルルク、なかなかカッコの良い男です。
まぁ、容姿はオッサンです。
不治の病を患う元大泥棒の医者であり、後にチョッパーの師となるDrくれはと共に、医療独占によって国を支配しようと目論むワポルの「医者狩り」から逃れた人物。
瀕死のチョッパーを助け、名前を与え、一年間共に生活しましたが、チョッパーの怪我が完治したある日、突然、Dr.ヒルルクはチョッパーを追い出します。
これは、自らが不治の病に身体を蝕まれていたことから、チョッパーが再び仲間を失い絶望しないように配慮した痛々しく悲しい親心でした。
心優しいチョッパーは、そんな不器用な親心を敏感に察知し、万能薬となるキノコを求めて旅に出ます。
ボロボロに傷付きながらもキノコを手に入れたチョッパー。
しかし、そのキノコは万能薬などではなく毒キノコだったのです。
純粋なチョッパーの心を知ったDr.ヒルルクは、黙ってそのキノコのスープを飲み干し、そしてワポルの策略により張られた罠の中へ、病人がいると信じて飛びんでいきます。
真相を知らされた後も、彼は病人がいなかったことに心からの安堵し、さらにはチョッパーの毒キノコで死ぬ事を快しとせず、自ら命を絶ちます。
なんと見事な死に様でしょうか。
ONE PIECEには魅力的な登場人物が沢山居ますが、Dr.ヒルルクのカッコ良さは抜きん出ています。
まぁ、TVアニメ版を知る者にとっては少々納得のいかないパラレル・ワールド的なお話ですが、なんと言っても特筆すべきはDrくれはの声を担当した野沢雅子さん。
鬼太郎や星野鉄郎、それに孫悟空など、永遠の少年と呼ばれる野沢雅子さんですが、Drくれはのようなお婆さん役を演じても、なかなか聴かせてくれます。
そのDrくれはがチョッパーに諭す言葉が、非常に衝撃的でした。
「優しさだけでは人は救えないんだよ!」
この言葉、被災地以外で生活する僕のような立場の人間には、胸に痛かったのではないでしょうか。
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