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ルパン三世・カリオストロの城

クラリス
先日、再放送された「ルパン三世・カリオストロの城」の録画を観ています。
劇場封切されたのが1979年12月15日と、かなり古いアニメですが、数あるルパンⅢ世シリーズ作品で、本作を超えるモノは未だに登場していません。
それほど本作品は高いクオリティを持ち、今観てもまったく古さを感じさせません。
日本テレビ系の『金曜ロードショー』では数年に一度放映されており、安定した視聴率を記録しているそうです。
この「ルパン三世・カリオストロの城」に関しては、僕は、もう24時間連続で語る事ができるんじゃないかな?
それぐらい、この作品が好きです。
何より、ヒロインのクラリスがいいです。
ルパンⅢ世と言えば、峰不二子と言う絶対的なヒロインが存在するのです。
峰不二子、もう説明不要なアニメヒロイン。
すべてのアニメの中で彼女に匹敵するほどの魅力を持つヒロインは、数えるほどしか存在しません。
そして、何より峰不二子ほど悪女と呼ばれるに相応しいヒロインは他に居ないでしょう。
そんな峰不二子ですら、「カリオストロの城」ではクラリスの引き立て役に甘んじているのです。
不二子が悪女であればあるほど、対極の存在であろうクラリスの清純さ、儚さが際だっています。
峰不二子ですら凌駕したクラリスを創造した宮崎駿先生は、やはり天才と呼ぶべきでしょう。
宮崎駿先生は、アフレコの際にルパンを演じている故、山田康雄さんに「オチャラケたセリフを控え、クリント・イーストウッドを吹き替える時のような抑えた声での演技をするように」と指示したそうです。
ですが、自身でキャラクターを確立していた山田康雄さんは「今さらごちゃごちゃ言われたくねーよ、ルパンは俺が決めてるンだ」と横柄な態度で吐き捨てたそうで、宮崎駿先生は厳しい表情でこれを耐えていました。
山田康雄さん、「声優」という呼び方を好まず、「『声優』という職業は存在せず『役者』の仕事の一つに『声優業』という仕事内容がある」と語っており、「『声優業』とは『役者』の仕事の一つである」というスタンスを徹底的に守っていた人です。
インタビューなどにおいて、「声優の山田康雄さん」と紹介されると、「俺はスーパーじゃねえ」と返していたました
ちなみにこれは「声優」とスーパーの「西友」を引っ掛けたブラックジョークです。
もちろん吹き替えやアニメのアテレコなどを軽視していたわけではなく、役者としての感性が重要視される仕事として、山田康雄さんは声優業に誇りを持っていました。
「ルパンは自分で持っている」という自負心のあった山田康雄さん、今さらゴチャゴチャ言われたくないと返すのも無理からぬ話。
しかし、試写を見終わった山田康雄さんは、そのレベルの高さに態度が一変します。そして「先ほどは大変失礼なこと言いまして申しわけございません。どんなことでもおっしゃってください、何百回でもやり直します」と宮崎駿先生に頭を下げたそうです。
後に山田康雄さんは「カリオストロの城」の作画やコミカルなだけではないルパン像に感動したらしく「こういうのを映画の真髄というんだ」と後に語っていました。
プライドが高く固い信念を持っていた山田康雄さんに頭を下げさせた宮崎駿先生。
プロフェショナルとこの事でしょうネ。
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