2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トヨタF1撤退

F1
とうとうトヨタ自動車が今季限りでF1参戦から撤退します。
今や「世界のトヨタ」を舵取りする豊田章男社長は厳しい表情で「ファンのことを考えると身につまされる思いだが、現在の経営環境から苦渋の決断をしなければならない」と語っておりました。
トヨタと言えば元祖ハイブリットカーのプリウスが減税の対象となっている事もあって、売れ行き絶好調なのですが、その反面、北米市場でレクサスがリコール問題を起こし、苦しい状況にあるのは変わりないようです。
「今のトヨタはゴルフのハンディキャップで例えると、今期はハンデ36。世界一を狙っていた時代の実力は13。プリウスの好調は1ホールでイーグルが出たという感じでまだハンデは30。できれば、早い時期に18にしたい」と豊田社長は経営状況をこう説明されておりました。
なるほど、トヨタほどの大企業の社長さんともなると、例え話がわかりやすくてよろしい。
しかし、豊田章男社長の厳しい表情を見ると、無念の度合が窺い知れるようで、身に積まされるような気分です。
一度も優勝する事なく撤退する訳ですから、夢半場にして筆を折る芸術家の心境なのでしょうか?
なにはともあれ、トヨタは底力のある企業ですから、今後の業績復活を願いたいトコロです。
さてさて、トヨタ撤退に続いて、フランスのルノーも年末にF1活動の将来を決める事を発表しました。
ルノーと言えば、F1にターボを持ち込んだ張本人。
ターボエンジンは、あまりに強力なパワーを発揮するために、現在のF1では禁止されています。
フランスと言うお国柄なのか、ルノーは革新的な技術を持ち込むのが好きで、個人的に好きな企業の一つです。
そんな老舗ブランドですら、F1と言うカテゴリーの未来に不安を覚えているようなのです。
トヨタがF1に参戦したのは、欧州におけるブランド力の向上と販売促進効果、そして空気抵抗、エンジン摩擦の低減といった技術開発が理由でした。
この販売戦略はなかなか成功して、現在ヨーロッパではトヨタの名は広く知れ渡る事になっています。
ところが、近年の高度化し過ぎたF1マシンの技術は、一般乗用車に還元しにくいのも確かです。
自動車企業が技術開発のためにF1参戦するような時代ではなくなったのかもしれませんネ。
それにしても昨年末にHonda、今季末にはBMWがF1から去り、さらにトヨタ撤退、ルノーまで居なくなると、F1に参戦する自動車メーカーはフェラーリとメルセデスだけ。
随分と寂しい事ではありませんか。

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

ぼぼ♂ぶたじる♪

Author:ぼぼ♂ぶたじる♪
BoBo☆CLUB♪Topページ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード