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スパコン世界一

supakonn
例の「事業仕分け」で話題になった日本製のスーパーコンピューター「京」が、計算能力世界最速を達成しました。
ちなみに「京」と書いて「けい」と読みます。
京とは数字の単位の一つで、一・十・百・千・万・億・兆、の更に一つ上。
どう説明して良いのか困るような、とんでもなく大きな数字です。
一般的に1兆以上の数字は、なかなかお目にかかりませんからネ。
こんなとんでもなく大きな数字を名前に冠するだけあって、この日本製のスーパーコンピューター「京」は毎秒1京回(1兆の1万倍)の計算速度を目指して設計、製作され、現時点で1秒当たり8162兆回の計算能力を示しています。
これは672台ものコンピューターをラックで繋いで構成するため、これほどの高性能を持っているのですが、驚くなかれ、このコンピューター「京」まだ未完成。
最終的には800台ものコンピューターを接続する事になるそうで、現時点の計算速度を上回るのは明らか。
完成は来年2012年6月だそうです。
聞けば「京」に関してはソフトウエア開発も進めているそうで、創薬や太陽電池の開発、宇宙誕生の解明などにつながる模擬実験用プログラム開発も同時進行しているのだとか。
確かに強力なスーパー・コンピューターでもソフトウエアが無ければ宝の持ち腐れですが、「京」に関しては心配無用なようで、例えば現在は20メートル四方が最小単位の津波の計算も、「京」を使った最新防災シュミレーションでは2メートル四方になるそうです。
かつて、日本のスーパー・コンピューターは世界一だったのです。
海洋研究開発機構が所有するNEC製の「地球シミュレータ」が2002年から2004年までの間、世界首位に君臨していたのです。
この「地球シミュレータ」は2004年11月にアメリカ製スパコンに世界一を奪われ、その後も中国やヨーロッパなど新しいライバルの出現に厳しい開発競争を強いられてきました。
「京」は七年振りに日本の首位奪還を果たした訳です。
このNEWSを読んで「見たか、蓮舫!」なんて叫んじゃいましたねぇ(笑)
スーパーコンピューター「京」は、蓮舫行政刷新相の「二位じゃだめなんでしょうか」発言で、予算削減の的となり開発に逆風が吹いた経緯があるのです。
言うまでもなく、この発言は大問題になり多くの反発のために撤回されましたが、開発予算は大幅に削減されたそうです。
事業仕分けの際、2010年度分のスパコン開発予算、約268億円については予算凍結と判定されています。
加えて「京」は、宮城、福島の両県の企業から部品供給を受けており、東日本大震災後は供給がストップする恐れもありました。
多くの逆境の中にあって世界最速を達成した理化学研究所と富士通の開発スタッフの皆さんには最大の敬意を表します。
やっぱりねぇ、なんでも、どんな事でも、目標は高く掲げなきゃいけないヨ。
山を登るなら山頂を目指さなければ。

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