2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SPACE BATTLESHIP ヤマト

maiko
先日、地上波での初放送となったSPACE BATTLESHIP ヤマトの録画を観ています。
劇場放映時には足を運べず、DVDも購入しなかったので今回初鑑賞。
で、感想は?と、言いますと・・・。
とりあえずは良く出来ていると思います。
CGの作り込みは、かなり凄い。
流石は山崎 貴さんですネ。
加えて配役が素晴らしい。
緒形 直人さんの島 大介、山崎 努さんの沖田 十三、柳葉 敏郎さんの真田 志郎は、もうバッチリのハマリ役でした。
特に柳葉 敏郎さんは、アニメ版の青野 武さんのイントネーションをかなり研究されたようで、真田 志郎と言う登場人物に、彼らしい魂を吹き込んでいましたネ。
また、原作では男性だった相原通信長、佐渡 酒造先生は女性に変更されていました。
相原通信長を演じていたのはマイコさん。
これは、原作ではホームシックになりがちだった相原 義一とは違い、第一艦橋での森 雪に近いキャラクターで可愛らしかったです。
また、宇宙戦艦ヤマトの名物ドクター佐渡先生は高島礼子さんが演じておりました。
原作に比べると大人しい登場人物になっていましたが、大酒飲みな性格や愛猫家である点は継承され、アニメ版とは、また一味違った魅力をみせていましたネ。
そして、主人公、古代 進役の木村 拓哉さん、ヒロイン森 雪役の黒木メイサさん。
この二人も、かなり良い芝居をされていました。
黒木メイサさん、沢尻エリカさんの降板から代役として森 雪役を演じた訳ですが、正直言って沢尻エリカさんよりも数倍よかったです。
原作とは違って、かなり男勝りで御転婆、オマケにそこそこアルコールも嗜み、いきなり古代 進をぶん殴るほど勝ち気だった森 雪が、物語が進むにつれて古代 進を異性として意識し、愛していく様はとても美しかったです。
そして木村 拓哉さん。
いやはや、凄い役者になられたモノです。
木村 拓哉さんは、総理大臣を演じても、検事を演じても「自分らしさ」を失わない希有な俳優だと言えます。
今回も、いかにも木村 拓哉さんらしい古代 進を演じ、アニメとは、また違った魅力を古代 進に付け加えました。
「木村 拓哉、ここにあり!」と言ったトコロでしょうか。
では「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、ぼぼ♂ぶたじる♪的には傑作なのか?と言うと、残念ながら百点満点を付ける事はできません。
まずは、ヤマトの重厚な物語を二時間弱の映画の尺に納めるのは、最初から不可能だからです。
宇宙戦艦ヤマトは、SFでありながら人間模様が細かく描写され、それが宇宙戦艦ヤマトの魅力の一つでもありました。
人間ドラマは地球側ばかりではなく、ガミラス側に数多くあり、例えばデスラー総統を始め、ドメルなど、魅力的な敵役が多数存在しました。
そんな宇宙戦艦ヤマトの美点を廃して、かなり無理矢理、二時間弱の映画の尺に物語を納めてしまったのは、やはり失敗だったと言わざるえません。
できれば三回か、四回ぐらいに分けて「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を製作し、放映するべきだったのではないでしょうか?
その方が、商業的にも利益が上がったように思えます。
映像の世界も、かなり自由度が広がり、数年前までは魔法だった映像技術が可能になりました。
この「二時間弱の映画の尺」は、映像の世界に残された最後の壁なのかもしれません。
制作者の皆さんには、この最後の壁を乗り越える努力をお願いしたですネ。

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

ぼぼ♂ぶたじる♪

Author:ぼぼ♂ぶたじる♪
BoBo☆CLUB♪Topページ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード