BoBo袋

殺人事件の時効成立反対を唱えている団体があるそうで、遺族の方達が集まり、初めての会合が東京・千代田区で開かれました。
遺族会の名前を「宇宙」の「宙」の文字をとって「宙（そら）の会」とすることを決めました。
この文字には無限の時間という意味があり、「遺族の悲しみは永遠になくならない」という思いなどが込められているということです。
殺人事件に時効があるなんて非常にナンセンスな話ですからネ。
こ～ゆ～運動は大賛成ですヨ。
殺人事件の時効成立に賛成する人なんて、どう考えても犯罪者でしょ？
まぁ、多忙を極めている捜査官は、時効成立に賛成するかもしれないけれど。
殺人事件に時効があるのは「長い逃亡期間中に苦しんで罪を償ったことになるとか、その間に反省するだろう」などと、実に根拠のない理由です。
この理屈、どこから出てくるのでしょうネ？
逃亡中に本当に反省していたら自首するでしょうが！
殺人を犯した罪を隠しながら逃亡するのは、確かに辛い事かもしれません。
「街角で、自分が殺した人に似た人を見かけたら、背筋が寒くなった」なんて話、なにかで読んだ事がありますが、でもさぁ、そんな思いをするぐらいなら、自首して罪を償った方が良いのじゃないの？
宙の会の皆さんには是非とも頑張って、この日本から殺人事件の時効を撤廃して戴きたいですネ。
さてさて・・・・・チョット現実に立ち戻ってみましょう。
時効廃止には問題があるのです。
司法機関の捜査能力にも限界があり、限られた人材を数十年も前に発生した事件に使うよりも、今、起こっている犯罪に使った方が現実的なのです。
「病院と警察が暇なのは、世の中平和な証拠」ですが、現代社会は病院と警察は大忙しです。
宙の会の遺族の皆さんには申し訳ないのだけど、現実とはかくも残酷なモノなのです。
時効の存在しない社会、それが実現するには「警察が暇」な、平和な世の中が必要なのかもしれません。