BoBo袋

たまさかTVで「お子様ランチ」の事が話題になっていました。
ファミリーレストランなんかで子供向けに用意されているメニューのことを一般的に「お子様ランチ」と言う訳ですが、その発祥は1930年、日本橋三越の食堂部主任であった安藤太郎シェフが数種類の人気メニューを揃えた子供用定食を考案した事にあるそうです。
現在でも受け継がれている、そのメニューは、チキンライスかオムライス、もしくはチャーハンといったご飯が山型に盛られ、おかずにはハンバーグやエビフライ・唐揚げ・ナポリタン・プリンと言ったトコロ。
この安藤太郎シェフ、子供の味覚を良く知っていますネ。
お子様ランチの定番、ライスの旗は、安藤太郎シェフの登山好きから、山に見立てたライスの盛りを山に見立てた事にあるそうです。
子供の頃は、このお子様ランチが大好きでしたねぇ。
御袋様に連れられて、デパートに行くと、必ず頼んでいました。
映画「三丁目の夕日」で、 家が貧しい大木戸ミチコが初めてデパートに行き、食堂で念願のお子様ランチを食べるシーン、これは名場面でしたねぇ。
で・・・・、ぼぼ♂ぶたじる♪、結構マセたガキでしたから、ある一定の年齢になると「俺は、もう大人だ！」なんて思って「お子様ランチは子供の食い物だ！」なんて、自らお子様ランチを封印した事があるのです。
今も変わっているぼぼ♂ぶたじる♪、当時は相当ヘンな子供で、大人のフリをして、ワサビどっさりの寿司を食べ、号泣した事があるのです（笑）
しかし、まぁ・・・・この「お子様ランチ封印」は、ぼぼ♂ぶたじる♪人生の最大の失敗でありました。
だって、この歳になってお子様ランチは食べられないもんネ。
ちなみにお子様ランチ、「ランチ」と呼ばれていますが、ランチタイム以外でも注文できる店がほとんどで、また子供向けのメニューでありますが、特に年齢制限がある訳ではありません。
すなわち大人が食べることもできるのです。
しかしねぇ、いい歳コイたメタボ体型オッサンが、ファミレスで「お子様ランチ！」なんて注文している光景は、これは異様でしかありません（笑）
歳を取るとは、こういう事なのだろうか？
人目を気にして「お子様ランチ」を注文できない、そんな大人に、僕はなってしまった。
子供達よ、今のウチだけだよ、「お子様ランチ」を食べられるのは。
キミが「お子様ランチ」を卒業する時、何を感じ、何を思うのか？
つまらない事だけど、大人になるとは「何かを捨てる」事なのかもしれない。