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シーマ消えゆ

シーマ
日産自動車は最高級乗用車のシーマとプレジデントの生産を2010年8月に終了する事を決定しました。
シーマは1988年に登場しました。
バブル景気を迎えようとするこの年、販売チャンネルごとにローレル販売会社(日産モーター系列)ではセドリック・シーマとして、スカイライン販売会社(日産プリンス販売系列)ではグロリア・シーマ として販売されたFPY31型は、初年度だけで約3万6400台、4年間で約12万9000台を販売し、バブル経済の象徴として「シーマ現象」と呼ばれました。
このFPY31型シーマは、同じ日産のY31セドリック&グロリアと同じプラットフォームを使い、ホイールベースは変わらないのに、3ナンバー専用の上級車として設計されました。
スポーティさを重視して設計されたプラットフォームに、当時としてはかなり強力なV型6気筒DOHCターボエンジンを積んだシーマは、静寂性と暴力的な加速を併せ持つ希有な存在でしたネ。
実を言うと、FPY31型シーマの好調な販売台数には、いくつかの偶然が重なっているのです。
FPY31型シーマは元々日産の開発陣がトヨタがクラウンの3ナンバー版を開発しているとの情報を聞き急遽開発に着手した車なのです。
トヨタのクラウンと言えば、長らく日産セドリック&グロリアとライバル関係に車。
ところが、開発に出遅れたためセドリック&グロリアとシーマは同時に発売する事が出来ず、シーマは約半年遅れて市場に出てきました。
しかし、この偶然がセドリック&グロリアとシーマの印象を大きく変え「シーマは別格」とのイメージを市場に植え付ける事になりました。
日産は、5ナンバーと3ナンバーのイメージを同じにしたトヨタ・クラウンと、3ナンバー専用のシーマの差別化に成功した訳です。
偶然生まれたシーマは、偶然にも爆発的に人気車になりました。
それはバブル経済そのものと言っても良いかもしれません。
FPY31型シーマは、名女優、伊藤かずえさんの愛車でもあります。
17年以上もこのクルマと走り続けているそうで、走行距離は20万キロを超えており、エンジンを替え、足回りも2度交換を行っているのだとか。
バブル経済を象徴し、名女優にこよなく愛された日産シーマ。
それは車として幸せな生涯だったのかもしれません。
ただ・・・憧れの名車がまた一つ消えていく事に寂しさを感じるぼぼ♂ぶたじる♪でありました。

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