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マシン

syuwa
特撮ドラマやハリウッドSF映画には時々、完全無欠の戦闘マシーンが登場します。
もっとも有名な戦闘マシーンは、アーノルド・シュワルツネッガーさんが演じた「ターミネーター」でしょう。
とにかく死なない、壊れない。
ボロボロになっても最後の最後までターゲット抹殺のために行動します。
機械ですからネ。
心はありません。
「助けて」「許して」「やめて」なんてお願いしても無駄なのです。
ターミネーターの存在理由はただ一つ。
ターゲット抹殺なのです。
実際には、こんな戦闘マシーンは存在しませんが、機械工学やロボット技術が発達したら製造される可能性はあります。。
こんな戦闘マシーンに狙われたら、逃げるよりも自殺を考えた方がマシかもしれませんネ。
完全無欠の戦闘マシーンの元祖は、恐らく「人造人間キカイダー」に登場したハカイダーではないか?と思います。
キカイダーを破壊することを使命とする人造人間。
キカイダーの生みの親である光明寺博士の脳を頭部の納め、キカイダーと互角の戦闘能力を持っていますが、光明寺博士の脳を「人質」に取られている訳で、キカイダーは攻撃できません。
アンチヒーローの代名詞と言って良いでしょう。
ハカイダーは、その後の特撮ドラマに大きく影響を与えています。
もっとも影響を受けたのは「超電子バイオマン」のバイオハンター・シルバでしょう。
「仮面ライダーBLACK」のシャドームーンや「仮面ライダー555」のローズオルフェノクもハカイダーの影響が見られます。
最近では「天装戦隊ゴセイジャー」のゴセイナイト(声=小西克幸さん、スーツアクター=岡元次郎さん)が、ハカイダーに似た雰囲気を持っています。
ゴセイナイトは第17話より登場。
1万年の眠りから目覚め、幽魔獣との戦いに参戦した戦士です。
天装戦隊ゴセイジャー6人目の戦士ですが、これまでの追加戦士と違って変身しないし、人間態もありません。
ゴセイナイトの正体は1万年前、当時の護星天使と共に幽魔獣と戦い、その後行方不明になっていた最強のゴセイヘッダー「グランディオンヘッダー」が地球の力を受けて超進化した姿。
ハカイダー以降、悪役だった戦闘マシーンが味方に付いた訳で、これは頼もしい存在、と思いきや、さにあらず。
ゴセイナイトは地球から力を与えられたので、「地球を護る」という使命感は護星天使と共通していますが、あくまで自分1人で地球を守るとして、ゴセイジャーとも協力しませんでした。
また、かつては人間の事も「地球を汚染する要因を生み出し、過ちを繰り返す存在」と認識しており、地球を汚染する存在を倒すためならば人間が危険にさらされることも顧みず、ゴセイジャーと衝突することも少なくありませんでした。
そんなゴセイナイトですが、ゴセイジャーと関わりを持つ中で次第に変化が見られるようになってきました。
マトリンティス出現の際、地球汚染とは基本的に無関係である彼らに戦うべき相手か逡巡し「人間こそ支配されるべきだ」という考えにゴセイナイトは大きく揺れ動きました。
そんなゴセイナイトの悩みを払拭したのは天知望少年(中村咲哉くん)
純粋な天知少年の優しさ、いたわりや慈しみの心に触れたゴセイナイトは人間に対しても希望を見出し、理解を示すようになります。
人間に希望を見出したゴセイナイトは人間を研究するようになり、ハイド/ゴセイブルー(小野健斗くん)に本を借りて読み始めます。
ストイックな戦闘マシーン、ゴセイナイトが絵本を読んでいる姿は、なかなか笑えました(笑)
現在のゴセイナイトはゴセイジャーの使命感に十分理解を示し、メンバーへの配慮や叱咤激励も自発的に行うようになっています。
機械に心があるのか?と言えば、やっぱり心も、感情も無いのでしょう。
文字通り「血も涙もない」のですから。
ただネ、僕は信じたい。
機械にも心があるのだ、と。
ターミネターⅡのラストシーン。
自らの電子頭脳が未来に悪影響を及ぼす可能性を危惧したターミネーターT800は、溶鉱炉に自分を沈める事をサラ・コナー(リンダ・ハミルトンさん)とジョン・コナー(エドワード・ファーロングさん)に頼みます。
共に戦い、共に生き残った戦友を自らの手で葬り去らねばならない苦悩にジョン・コナーは号泣します。
機械であるターミネーターは、優しくジョンに語りかけます。
「人間がなぜ涙を流すか、わかった。泣くことはできないがね」

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