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午後３時の西の海
午後３時の西の海が、僕は大好きです。
この時間になると陽光が海面で反射して、まるでスパンコールを散り埋めたように海が輝くのです。
もし、水着姿の女の子を綺麗に撮影するなら、この時間を逃す手はありません。
85ﾐﾘか、135ﾐﾘぐらいのレンズで、露出全開で被写界深度を浅く背景をボカす。
すると輝いた海を背景にした水着姿が撮影できる訳です。
もっとも逆光になってしまうので、それなり撮影テクニックが必要になりますけれどネ。
それに、わざわざ写真にしなくても、この時間なら海を背景にした女の子は、確実に美しく見えます。
大阪の小汚い海も、この時間だけは美しい。
この街の海は悲しい色だと言いますが、この時だけは違うようです。
暖かい日、爽やかな風に吹かれながらぼんやりと輝く海を眺めて、僕は、今の自分が幸せなのだなぁ、と思います。
地震があって、津波があって、原子力発電の事故があって、日本は大変な事になっているのだけど、この海だけは変わらない。
その事が、なぜか嬉しく思えました。
また、海を見に来よう。
そんな事を思いました。
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