2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

動物農園

動物農園
ちょっとビックリだったのがアニメ映画として「動物農場」が公開される事です。
これはビックリでしたねぇ。
「動物農場」はイギリスのジョージ・オーウェルが1945年に発表した小説で、スペイン内戦に参加した体験を持つ彼が、人間を豚や馬などの動物に見立てることで全体主義やスターリン主義への痛烈な批判を寓話的に描いた物語です。
僕は、小説として「動物農場」を知っていましたが、まさか半世紀以上も前にアニメになっていたとは知りませんでした。
この古い古いアニメ、配給するのは毎度お馴染み三鷹の森ジブリ美術館です。
御存知、スタジオジブリの宮崎駿監督が40年余り前、長編アニメ映画の手本としてこの作品を知ったのが縁なのだとか。
しかし、この御時世のこのタイミングで、こんな痛烈な批判アニメを公開するとは、宮崎駿先生の鋭さには感服します。
そして、宮崎駿先生御自身も痛烈なコメントを寄せられています。
『セレブって豚のことでしょ。今、豚は太ってないんだよね、ジムかなんかにせっせと通ってスマートだったりするから』
う~む・・・・・強烈ですねぇ・・・・・。
世間一般にセレブと呼ばれている人には、かなり耳が痛い言葉ではないでしょうか?
『人間のやることにはかならず愚かなことが付きまとうから。
権力はすぐに腐敗するし、歴史はいつも残酷な結果を押しつけるから。
要するに、この世界は不条理だということ。
悪いことをしても天罰が下るわけではなく、良いことをしてもお褒めにあずかるわけではない。
じゃあ何が違ってくるかというと、顔が違ってくる。
豚の顔になるのか、少しはましな顔になるのか。』
やはり宮崎駿先生は単なる天才ではなく「英雄」と呼ばれるべき存在なのでしょう。
初公開に先立ち、早稲田大で就職活動を控えた早大や日本女子大の学生約20人を集め、試写会と座談会が開かれたそうですが、寄せられたコメントを読んでいると、映画そのものよりも現代社会に対する憤りを感じたモノが多いようです。
「働き者の馬に同情した。けがをして働けなくなったとたん、皮革工場に売られ、殺されるなんて可哀想すぎる」
「働けなくなったら殺される動物は、会社に切り捨てられる契約社員と同じだ」
「就職が心配になった」
いやはや、これだけ現代の世情を風刺した映画も珍しいでしょう。
新春は面白い映画が目白押しですが、個人的には「動物農場」をお勧めします。

Trackback

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Comment

プロフィール

ぼぼ♂ぶたじる♪

Author:ぼぼ♂ぶたじる♪
BoBo☆CLUB♪Topページ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード