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ナノ

ナノ
ヒュンダイ自動車が日本市場から撤退したか、と思ったら、インドの自動車大手、タタ自動車の超低価格車「ナノ」が、報道陣の前で日本初のお披露目となったそうです。
これは福岡モーターショー(福岡自動車博覧会)の実行委員会事務局がある西日本新聞社が約22万円で購入し、インドのデリー州と福岡県が友好提携を結んでいることから展示が実現しました。
話題性を起爆剤に11日から開催するショーを盛り上げたいみたいですネ。
ナノは白と黒のシンプルな外観の車で、なんとドアミラーは片側だけ、ワイパーは1本だけ、エアコンなんぞございません、と徹底的に機能を絞り込み、無駄を省いてコストパフォーマンスを追求した車です。
その値段は、驚く無かれ、日本円で20万円程度という超低価格。
本拠地インドでは今年の夏から販売が始まり大人気になっているそうですが、残念ながら日本での発売予定はありません。
ナノはハンドル付近からスイッチ結合部のショートが原因らしい発火事故が3件報告されていますが、タタ自動車は「リコール(無料の回収・修理)する予定はない」と回答しています。
「安物だから、故障ぐらいするさ」と、開き直っているのでしょうか?
もっとも納車済みの車両についても点検する方針で、それなりに良心はあるようです。
僕は、このナノが日本で販売されたら面白いだろうなぁ、と思います。
日本で売れるか?どうか?は、わかりません。
ただ、これだけの低価格なら、それなりの需要は期待でいるとは思います。
もっとも、日本で販売するなら、ドアミラーは両側必要だろうし、エアコンも欲しいトコロ。
100年に一度の大不況でも贅沢を捨てきれない日本人の味覚に合うようにナノを仕上げると、このコストパフォーマンスは失われるでしょうが・・・。
不思議な事に、日本には「安さに徹した」と言う車が存在しません。
本来、コストパフォーマンスを追求した車は軽自動車が受け持つはずでしたが、現代の軽自動車は贅沢装備を標準に備えたモデルまであり、とても安い買い物とは言えなくなっています。
率直に言えば、日本の軽自動車は奇形化していますネ。
「性能は悪いし、故障もするけど、安いヨ」と自信たっぷりにメーカーが言える車、そんな車は日本には存在しないのです。
やっぱり、日本人にとって車は贅沢品でしかないのでしょうか?
庶民の味方が存在するからこそ、文化は発達するはずなのです。
そんなおかしくなっている日本の自動車社会に、ナノが参入したら、これは面白い事になるやもしれません。

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